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事例紹介

2017/06/16

着物を着ているときの汗の対策法

汗はシミや黄変の原因となる最もやっかいなものの一つです。

ついた当初は見た目ではわからない場合もありますし、しかも内側から来るのですからなおさらです。

だいたい衿・胸脇・背に付いてしまうことが多いですね。


では、未然に防ぐにはどうすればいいか。。。

吸湿性の高い下着などの活用は有効です。

肌襦袢は木綿などの晒(さらし)がいいでしょう。

やはり化学繊維やガーゼ類は暑く蒸れることが多いですので、避けた方がいいでしょうね。

一般に販売されている汗取り用の下着では、脇の下・胸・背・ウエストなどにうまく対応して作られていたりします。

また、ご自分で薄いタオル状の晒(さらし)を寸法に合わせて、脇の下のギリギリのところで巻いておくというのもいいでしょう。
ボディーパウダーや制汗剤を使用するのも有効です。

ご自分で一番汗をかきやすいところに、ボディーパウダーを使うのもいいでしょう。

今は目立たないものもありますので、首回りにつけることもできます。

また、制汗剤で一番汗のかきやすいところ、例えば脇の下などに使用して、汗を抑えるのもいいと思います。

両者ともデオドラント効果のあるもの、香りを抑えたものなどいろいろありますので、お試しになってみてはいかがでしょうか。


また、必要以上に水分を取り過ぎないのも一考です。

やはり水分を摂取しすぎれば、汗の量も増えます。

意識しているだけでもだいぶん効果があると思われます。
余裕をもって着物を着こなして頂くことが汗ジミ対策にもなります。

やはり着物を着ている以上は身のこなしを優雅に振舞いたいものです。

時間に余裕をもって行動するだけでも、発汗量は抑えられます。

バスや電車などの公共交通機関を利用するにしても、ギリギリの時間に行って、小走りでバスや電車に乗り、乗った瞬間ドッと汗が湧いてきて、先方についた頃には何となく汗臭い・・・

誰もそんなこと望みませんよね。

すべてにおいて余裕をもった行動をすることで、発汗を抑え、着物をゆったりと着こなすことができるのではないでしょうか。
2017/06/14

着物のお手入れで「湯通し」ってなに?

今日は『湯通し』というお手入れ方法をご紹介します。

この湯通しはおもに先染めの反物に必要な行程です。

例えば大島紬などがそうですね。
先染めとはなんぞや?と思われるでしょうから、まずはそこを説明しますね。

先染めとは絹糸の状態の時に染めると言えばわかりやすいと思います。
大島紬などは糸の段階で計算に計算尽くされて部分的に糸を染め、それを織っていってあのような柄を作っているんですね。

気が遠くなるような手間のかかる作業と緻密な計算や技術がかかるため、おしゃれ着でありながら高価であるのはそういう理由です。

反対に白い絹糸を織って白生地を作り、その白い生地を無地で染めたり柄を描いたりするのが後染めというわけです。

では、なぜ大島紬のような先染めの着物を仕立てる前に『湯通し』という作業が必要か・・・。

その理由は、先染めの反物などは染め織りの段階で残留している余分なノリや染料が付いているためです。
それらを落とすことで仕立ての際に針通りが良くなるだけでなく、生地の固さなども減少します。
ノリが余分に残留していると、ちょっと濡れただけで際(きわ)シミにもなりやすいですし、経年劣化によって生地の変色も懸念されるため、それらを仕立てる前に除去しておくためです。

また余分な色を落としておくことで、生地裏への移色も極力抑えられます。

それらを落としてしまうための行程なわけです。

方法はぬるま湯に数回通してそれらを取り除きます。
濡れてしまうので、ゆがみや縮みで生地がよれてしまいますので『湯のし』という蒸気と針の張りによって反物の幅をそろえるためのテンターという機械を使って反物の幅とよれを直し整えます。

名称が似ていてまぎらわしいですね(^^ゞ

この作業が『湯通し』というものです。

行程順としては・・・
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・ぬるま湯に生地をつけ込んでいきます。

・これをぬるま湯を入れ替えて数回繰り返すことで生地の余分なノリや染料を除去していきます。

・脱水すると生地に『折れ』が生じてアイロンプレスでも直らなくなるので、脱水せずに干して乾燥させます。

・この後に先ほどご説明したテンターという機械で生地を整える『湯のし』をして仕立てに取りかかられるというわけです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なんとなくイメージできたでしょうか(^^)
2017/06/13

着物にとって要注意のカビ発生の季節

梅雨・・・
大気の湿度が年間で一番上がり、ジメジメした不快な時期が近づいて来ました。

着物にとって、この「湿気」は大敵です。
特にシミなどを付けていなくても、以前丸洗や洗張をしてそのまま保管しておいた状態であっても、この湿気によって着物をダメにする可能性があります。

それがこの湿気による「カビ」の発生です。

カビ発生の初期の段階であれば、丸洗や洗張によってそのカビの胞子を除去できるのでなんとかなります。
しかしそれを長期間放置していれば、カビによって着物の生地が変色してしまいます。

黄色っぽくなったかと思ったら、だんだん茶褐色になり、最後は黒っぽくなります。
こうなると、生地自体も傷んでしまい、最悪の場合破れます。

「私は湿気のこない桐ダンスや桐盆(桐でできた衣装箱)に保管しているので安心」
と思っている方もいらっしゃいますが、決して万全ではありません。
湿気の多い家であれば、当然桐の効力を100%発揮できず、やはりカビが発生して慌てて持ち込まれる方も少なくありません。

やはり陰干し(虫干し)を年に1〜2回するのが理想的と言えます。
しかし、これがめんどうくさいと言う方は多いでしょう。
自分なりに陰干し(虫干し)はしてみたものの、このやり方で良かったのか?安心できるのか?といった不安もあると思います。

そこで、カビ等を防ぐための着物の陰干しをやらないで済ます方法はないか?

一番簡単な方法は、この梅雨時に着物をお手入れに出すことです。
そうすれば、お手入れの仕上がりが梅雨明け以降になりますので、陰干しをしないで済みます。

今、たとう紙を開いて着物をチェックしてみましょう。
もしかしたらカビや以前見落としていたシミが少し目立ってきているかもしれません。
特に衿などはどうなっているでしょう?

何か異変に気付いたら早めのお手入れの方が工賃も安く済みますので、確認してみてくださいね。
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