着物・呉服のお手入れ・クリーニングなら、ふくおか着物クリーニング専門店へ
お気軽にご相談ください。
- 9:30~18:00 (日曜・祝日・盆正月を除く)
2016/08/28
着物の白い裏地(胴裏)が全体的に黄褐色に変色している場合、しみ抜きで直りますか?という質問に対しての回答
よく昔作った着物で表の着物生地は、さほどシミはないのに胴裏(白い裏地)がひどく変色しているモノがあります。
これをしみ抜きで何とかならないか?というお尋ねが多いです。
結論から言いますと、着物をほといて洗張してその胴裏を破棄し、新しい胴裏をつけるしかありません。
変色の原因はいろいろあります。
精錬の不良・カビ・『のり』の変色・・・ 原因を特定するには現物を見ないとむずかしいですが、この裏だけをしみ抜きなどで対処するには、どちらにしても着物をほとかなくてはなりません。
では、ほといたとしましょう。
ほといて胴裏だけを色抜き・部分しみ抜きなどを繰り返し行ったところで、完全に白い状態に戻る保証があるかと言いますと、『ナシ』です。
長年の経過により、生地自体が痛んでいれば、作業途中で破れてしまう可能性もありますし、新しく買った方が工賃より安く済む可能性が高いのです。
また、そのままの状態で放置すれば、表の着物生地にもその影響が出ないとも限りません。
ベストな方法は早急に洗張して、表生地へも水を通してあげて、生き返らせて、新しい胴裏をつけて仕立て直すのが一番です。
……………………………………………………………………
着物(和服)のしみ抜き・丸洗い・洗い張り・仕立て等
きものお手入れ専門店 きもの処 大榮(だいえい)
代表者:末永 健
福岡県福岡市城南区樋井川1-23-22
TEL:092-864-7701
……………………………………………………………………
これをしみ抜きで何とかならないか?というお尋ねが多いです。
結論から言いますと、着物をほといて洗張してその胴裏を破棄し、新しい胴裏をつけるしかありません。
変色の原因はいろいろあります。
精錬の不良・カビ・『のり』の変色・・・ 原因を特定するには現物を見ないとむずかしいですが、この裏だけをしみ抜きなどで対処するには、どちらにしても着物をほとかなくてはなりません。
では、ほといたとしましょう。
ほといて胴裏だけを色抜き・部分しみ抜きなどを繰り返し行ったところで、完全に白い状態に戻る保証があるかと言いますと、『ナシ』です。
長年の経過により、生地自体が痛んでいれば、作業途中で破れてしまう可能性もありますし、新しく買った方が工賃より安く済む可能性が高いのです。
また、そのままの状態で放置すれば、表の着物生地にもその影響が出ないとも限りません。
ベストな方法は早急に洗張して、表生地へも水を通してあげて、生き返らせて、新しい胴裏をつけて仕立て直すのが一番です。
……………………………………………………………………
着物(和服)のしみ抜き・丸洗い・洗い張り・仕立て等
きものお手入れ専門店 きもの処 大榮(だいえい)
代表者:末永 健
福岡県福岡市城南区樋井川1-23-22
TEL:092-864-7701
……………………………………………………………………
2016/08/22
着物は虫喰いしない!?
少なくとも私が今まで見てきた中で、正絹の着物で虫が喰っていた物はほとんどないですね。
ウールの着物だったらいくらでも虫喰いを見てきましたけれども・・・。
同業者の間でも絹には虫喰いはないと言われる方がほとんどです。
『絶対虫喰いはない!』と断言していいかどうかは科学的に検証しないと問題あるでしょうが、私の知っている限り、同業者の間でも結構常識的に「虫食いはない」というのが通例です。
ただし、金加工の金はゴキブリが好んで食べるといわれています。
どうしても防虫剤を使用されるのであれば、必ず守っていただきたいことがあります。
それは防虫剤を着物に直接のせたり、着物が納めてある文庫紙(たとう紙)の上などに直接置かずにタンスの引き出しの隅に1つ置くぐらいにしてほしいということです。
最近は見かけませんが、昔は防虫剤の形そのまま着物の色が変色していたり、着物全体の地色が変色してしまった着物がお手入れで持ち込まれたこともありました。
ただし、今は着物専用の防虫剤が売ってありますので、いくらか安心でしょう。
着物のしみ抜きなどお手入れをする側である私のオススメとしては、防虫剤よりも乾燥剤の方が大切ですので、そちらを着物を収納しているタンスなどに入れておかれた方がいいでしょう。
ウールを除いて絹の着物は虫食いされることはほとんどありません。
余計なリスクを背負うより、着物の収納トラブルで一番多い「カビ」とそれによる変色を防ぐためにも着物専用の乾燥剤を入れておくことが一番の収納対策ではないかと思います。
……………………………………………………………………
着物(和服)のしみ抜き・丸洗い・洗い張り・仕立て等
きものお手入れ専門店 きもの処 大榮(だいえい)
代表者:末永 健
福岡県福岡市城南区樋井川1-23-22
TEL:092-864-7701
……………………………………………………………………
ウールの着物だったらいくらでも虫喰いを見てきましたけれども・・・。
同業者の間でも絹には虫喰いはないと言われる方がほとんどです。
『絶対虫喰いはない!』と断言していいかどうかは科学的に検証しないと問題あるでしょうが、私の知っている限り、同業者の間でも結構常識的に「虫食いはない」というのが通例です。
ただし、金加工の金はゴキブリが好んで食べるといわれています。
どうしても防虫剤を使用されるのであれば、必ず守っていただきたいことがあります。
それは防虫剤を着物に直接のせたり、着物が納めてある文庫紙(たとう紙)の上などに直接置かずにタンスの引き出しの隅に1つ置くぐらいにしてほしいということです。
最近は見かけませんが、昔は防虫剤の形そのまま着物の色が変色していたり、着物全体の地色が変色してしまった着物がお手入れで持ち込まれたこともありました。
ただし、今は着物専用の防虫剤が売ってありますので、いくらか安心でしょう。
着物のしみ抜きなどお手入れをする側である私のオススメとしては、防虫剤よりも乾燥剤の方が大切ですので、そちらを着物を収納しているタンスなどに入れておかれた方がいいでしょう。
ウールを除いて絹の着物は虫食いされることはほとんどありません。
余計なリスクを背負うより、着物の収納トラブルで一番多い「カビ」とそれによる変色を防ぐためにも着物専用の乾燥剤を入れておくことが一番の収納対策ではないかと思います。
……………………………………………………………………
着物(和服)のしみ抜き・丸洗い・洗い張り・仕立て等
きものお手入れ専門店 きもの処 大榮(だいえい)
代表者:末永 健
福岡県福岡市城南区樋井川1-23-22
TEL:092-864-7701
……………………………………………………………………