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事例紹介

2016/12/03

黄変・黄褐色に変色したしみ抜き

今日はシミが何十年も経っていて変色してしまったしみ抜きをしています。

シミの色が黄褐色に変色している、いわゆる黄変ジミというものです。

この手のシミは何らかのシミが付いていて、それが歳月を経て変色したものとカビが変色したもの、または着物に含まれるノリが変色したものなどがあります。

今お手入れしている着物はこの黄変ジミが着物の各所にたくさんついています。
この写真のシミはまだ薄い方で、裏地まで濃く変色してしまっている黄変ジミが無数にあります。

このように変色していると生地も弱っていますので、しみ抜きも慎重にします。

生地自体が変色していると、シミの部分の地色も漂白しますので色掛け修正が必要になります。

色掛け修正とは、地色が変色している場合漂白作業が必要となりますので、その地色も抜けてしまいます。

そこでしみ抜きした後、地色を復元するために色を挿して薄くなってしまった地色を修正する技術です。

この技術を持っていないと『しみ抜きできます!』とは言いにくい。。。

ですから私たちのようなしみ抜きする職人は『しみ抜き』だけでなく『色掛け修正』もできて初めて『しみ抜き職人』と言えるわけです。

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着物(和服)のしみ抜き・丸洗い・洗い張り・仕立て等
きものお手入れ専門店 きもの処 大榮(だいえい)
代表者:末永 健
福岡県福岡市城南区樋井川1-23-22
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2016/12/01

卒業式、振袖や袴を汚さないために

卒業式に振袖を着られる方は2通りの着こなしがあります。

1つは振袖と帯のパターン。
もう1つは振袖に袴というパターンですね。

卒業式で着る場合はどちらでもお好みで構いません。

袴は卒業式の時くらいしか着ないから振袖+袴にしておこうというのもアリです。

また、振袖の裾周りの柄がとてもキレイでお気に入りなので袴でそれを隠すのはもったいない思われるのであれば振袖+帯でという選択もアリです。

いずれにせよ晴れの舞台。
後悔のないようにご自分のお好みで選択されてよろしいかと思います。


さて、お手入れ職人から見た場合の卒業式で着物を着ていく場合の注意点といいますか、なるべく汚さないで済ませるためのお話をしましょう。

やはりまずはお天気ですね。
雨の場合は極力濡れないようにするのは当然です。

部分的に濡れて、その濡れた箇所がわかる場合は部分的なしみ抜き等のお手入れで対処できます。
しかし、ガッツリと濡れた・あるいは広範囲に濡れた場合は洗い張り・仕立て替えでしか対処できないことがあります。
そうなるとかなり工賃がかかりますので、なるべく頑張って濡れないようにして下さいね。

次に、注意する点は車の乗り降りです。
これは以前も書いたことがありますが、車の乗り降りの際にドアの開閉部分に付いている機械油を付けてしまうことがあります。
振袖は特に袖が長いので注意が必要です。

また、シートに汚れがないかもチェックしておきましょう。
タクシーを利用する場合は何かシートの上に敷く物を持って出かけられるのも一考です。

座って飲食をされる場合は胸元やヒザの上にナプキンをされると良いですね。
ビールやお酒、食べこぼしなどをできるだけしないようにするのは大変です。
ナプキンなどのワンクッションがあると、だいぶ違うと思いますよ。

このような卒業式後のパーティーに出席される場合は、スーツ等に着替えて行くというのもアリでしょう。
着物のお手入れに携わる仕事をしている私がこのようなことを薦めるのもなんですが、シミや汚れを付けてしまうことがどうしても気になってパーティーが楽しめないくらいなら、その方を選択した方が卒業の良い想い出にもなるかと思います。

良い想い出を作って頂きたいですね。

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2016/10/31

着物の裏地(胴裏)の変色

この写真は洗張としてお預かりした着物の裏地(胴裏)です。
このように部分部分が濃く茶褐色に変色しているだけでなく、生地全体もまんべんなく黄変色している場合があります。

これは以前ご紹介したコラムの『カビの発生とカビによる変色』の写真にあるようなカビの変色だけでなく、生地に付着している【のり】自体の変色もあるようです。

胴裏はある程度【のり】で張りのある風合いを出している場合があり、その【のり】が経年劣化で変色してしまったため、このように生地全体も変色しているものと思われます。
最近売られている胴裏はこんなに変色することはあまり無いと思いますが、昔の胴裏は結構このような変色しやすい傾向があるようです。

こうなったらもちろん着物をといて洗う洗張をして胴裏は破棄し、新しい胴裏で仕立てる・・・というお手入れになります。

この変色した胴裏を洗張の際に洗っても全く変色は直りませんし、丸洗でも全くキレイになりません。
しみ抜きでやるには気が遠くなるような作業になって、工賃ばかり高くなりますし、漂白しても生地が傷んでいたらヘタすると破れてしまう恐れがあります。

新しい胴裏で仕立て替える方法がベストですね。

【カビの発生とカビによる変色】

【絹が最も嫌うものとは何か?】


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